着物での傘、、日傘のお出かけにで日焼けだけでない!熱中症対策も!
コロナの規制も無事明けて、晴れてお出かけしようとウキウキ、と、非常に!毎日が暑い暑い!そして感染者は増加。とほほの毎日です。
それでも出かけたいのであれば、この時期は日焼け対策だけでなく、熱中症対策も大切で、日傘はとても有効かと思います。でも、日傘って持ちなれないし、持っていてもビニールの折りたたみだったりだと、なんか格好わるい。「暑い日差しから肌を守らねば」、気が付いた時にはすでに、遅し。着物や浴衣に合う日傘が、、ない!。雨傘もない!そんなことありませんか。着物あるあるでした。
複数の日傘を持つなんて贅沢でどこのお嬢様って感じの時代から、この暑さではもしかすると日傘の複数持ちもあり!ですよね!例えば洋服や海水浴に行く際に持つ日傘と浴衣や着物で別のコーディネイトでおやれを楽しむなんてどうでしょうか。
今回当苑が制作した日傘はお仕立てが前原光栄商店さんの「日傘」。宮内庁ご用達のお仕立てなので、間違えなしです。そして生地は当苑が手染めて染めた生地を使います。ここで工夫が必要なんです。反物生地は40㎝巾が基本です。(反巾と言います)それだと傘には仕立てられないため、生地の取り方が悪いので無駄になる部分が大きく生地代金及び仕立て代金を合算すると割高いものになります。なので上下に生地を足して、切り替え部分をつくり、そして変化をつけた傘を仕立てました。
当苑が江戸更紗と江戸小紋を両方とも染められる工房であるために、和雑貨を制作する際に非常に気に入っているのが、無地や江戸小紋と江戸更紗の組み合わせた商品です。
がまぐちポーチなどはその典型なんです。
日傘にそのアイディアを取り入れたのがこちらです
日傘と浴衣の関係・そざい
まず日傘とは言え、そのような素材で来ているのかを見る必要があります。大切な日傘であればあるほど、使った後のお手入れを気にしますよね。
ビニール:・・・・・・・特に手入れは必要なし、雨でぬれたら開いて乾かして終わり
絹:・・・・・・・・・・開いて日陰に干して終わり。太陽の紫外線で生地や色が褪せるかもしれないので、日陰干し
麻:・・・・・・・・・・透けるような素材で日向に干しても大丈夫ですが、乾燥しすぎは生地の痛みを早めますのでふんわり干したら遅くとも夕方にはしまってふんわりと
綿:・・・・・・・・・・開いて日陰に干して終わり。太陽の紫外線で生地や色が褪せるかもしれないので、日陰干し。。色褪せたら色替え染め替えも可能です。
江戸小紋と小紋の二重日傘です。
柄着物に柄の帯、そして派手な二色日傘のコーディネイト
それほど派手にはなぜかなりません。着物の不思議なところですね。着物は柄と柄を合わせても足し算や掛け算にならず、なぜか相殺しあって、一つの雰囲気を作り出すのは面白いですすね。どうでしょう。手荷物の風呂敷は江戸小紋にしました。
大島紬とレースの日傘に更紗の着物
こちらは大島紬の生地にレースの生地を足して、日傘にした逸品。柄着物に更紗の帯です。無地部分を少し体にどこかに入れると、「箸休め」的な雰囲気になりこれも落ち着いた着姿になりますね。日傘が無地と無地の生地で校正されていれば、それはさらに落ち着くと思います。
コーディネイト訓練は生地を使って鏡を活用
袷鏡があったら是非やってみて、着物と帯をこのような日傘イメージできます。これ、コディネイトの訓練になりますよ。
洋服でも柄の日傘はまとめやすい。
日傘を複数持つかたなんて稀有ですよね。柄か無地かの日傘を悩む場合、コディネイトしやすのは実は柄と思います。なぜなら最近の洋服は柄模様が少なく、多くの場合は色無地です。なので、柄日傘を持つと、、おしゃれさんに変身です。
こんな風に、「柄日傘を加える」とおしゃれ度アップにつながるのですぅ
まだまだ残暑が厳しい中でも風は飽きっぽくなりました、油断は大敵、まだまだ紫外線が強いで、日傘を使ったおしゃれ度アップ術をぜひぜひ参考にしてみてくいださい