既に藍の生産を始めて6年が経過します。
新宿で藍を育てるというと突飛しのない事を始めてさらに、その藍で染め替えの仕事をする事につながるとは思いもよりませんでした。
藍の生葉染を見たときの衝撃的な美しさは今も忘れられません。藍をというとイメージする色は濃紺だと思います。濃紺の色は甕に熟成させた濃い藍で、染方法も生葉とは違います。
「青はこれを藍より取りて、しかも藍より青し」何度も何度も重ねて染める濃い色を出すための作業を「修行を繰り返し行いながら極めていく仏の精神を表現した中国の思想家・荀子[じゅんし]の言葉で漢語にすると従藍而青となります。
これ実意は人材育成の言葉でもあるのですね。染の里おあちあいは「染職人の技と伝統を育成していく仕組みづくり」を目標にしておりますのでまさにぴったり
12月~1月にかけて藍のためを無料でお配りしております。それは新宿産の藍を育てる事を私達だけでなくお客様とも共有して染文化の継承を一緒にお手伝い頂きたいという願いから無料で配りしておりますので、是非来年は藍を育ててみてください
そしてその圧倒的な美しさに心奪われてみて下さい